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2015/04/10

思い込みトリック

アクロイド殺し ハヤカワ文庫―クリスティー文庫アクロイド殺し ハヤカワ文庫―クリスティー文庫
(2012/08/01)
アガサ・クリスティー、羽田 詩津子 他

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アガサ・クリスティーの問題作(読者に対してフェアかアンフェアかが問題)
『アクロイド殺し』読みました。

★あらすじ
深夜の電話に駆けつけたシェパード医師が見たのは
村の名士アクロイド氏の変わり果てた姿。
容疑者である氏の甥が行方をくらませ
事件は早くも迷宮入りの様相を呈し始めた。
だが、村に越してきた変人が名探偵ポアロと判明し
局面は新たな展開を…

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異色な作品だという事は、前々から知っていたので
注意深く読んでいたつもりだったんですが
見事に騙されましたwww
序盤から中盤で犯人が分かった方は、まさに名探偵だと思います!

序盤はダルく感じてしまい、読むペースが上がらなかったんですが
色々な謎が明らかになるにつれ
犯人が誰か気になり、後半のほうは一気に読んでしまいました。
物語的には、★5点満点中★3つぐらいな感じなんですが
見事に騙されたので、★4つという感じですかね。
好みが凄く分かれそうな小説ですが
普通の推理小説に飽きたかたにはオススメです。
犯人が分かった後に、もう一度読み直すと面白いかもしれませんね。

★以下、犯人のネタバレを含む解説

アクロイド殺しは一見、一人称小説にみせかけた犯人の手記です。
犯人はシェパード医師です。
犯人が書いた手記なので、犯行の部分は上手くぼかされています。
(23章でシェパード医師の手記であることは明らかにされています)
さらにシェパード医師は、探偵ポワロの助手(ワトソン的役割)をこなしています。
以上の2点から、読者はシェパード医師は犯人ではないと思い込んでしまいます。

★フェアかアンフェアか
アクロイド殺しが読者に対して、アンフェアだと言われた理由は
早川書房「アクロイド殺し」の解説(笠井潔氏)によると
探偵ポワロのワトソン役を務める医師が犯人だったことは、探偵小説十戒の一箇条
『ワトソン役の男は、その心のに浮かんだ考えを読者に隠してはならぬ』
のルールに反しているからアンフェアだと言われているそうです。
これに対して、笠井潔氏は「クリスティーが破ったのは、探偵小説のルールではない。
むしろ、探偵小説が近代小説のルールを侵犯しているというべきだろ。」
と書かれていました。
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